白川郷の朝です。真っ青な空が広がっています。廊下を歩くと、軒先にポタポタ…と雪解け水の雫が次々落ち、つい耳を澄ませます。一方、外ではすでに観光客の声が聞こえていました。私も外に出てみると、不思議な現象が起こっていました。合掌造りの茅葺屋根から一斉に湯気が上がっているのです。
お料理の煙かと思って聞いてみると、これは自然現象。明け方におりた霜が朝日を浴びて蒸発している様子でした。人が白い息を吐くように、合掌造りの家屋も呼吸しているのですね。
明善寺の鐘楼門もたっぷり雪をかぶり、絵になります。→
集落のあちこちには、雪だるまやかまくらなどが作られ、観光客を迎えていました。