清水寺の舞台の上でピアノのコンサートが開かれました。東日本大震災の復興支援として、今年生誕200年を迎えるリストの曲を中心に演奏されました。リストの出身地である
ハンガリーは夏に訪れたばかり。その情景を思い浮かべながら一音一音に耳を澄ませます。すると、虫の声と水の流れがピアノに呼応し、幽玄な雰囲気とあいまって夢の世界へと誘われるよう。
特に、フランスの世界的ピアニスト、シプリアン・カツァリスさんの演奏は情感がこもり、終始、引き付けられました。プログラムを変更し、即興で演奏したという曲に「さくらさくら」の旋律が奏でられたのが印象的でした。(↑)写真はコンサート終了後に撮影。余韻が残っています。