妙心寺境内にある塔頭の一つ、東林院のライトアップは16日まで。最終日に行ってきました。
1531年、細川氏綱の父の菩提を弔うために建てた三友院を起源とし、
山名豊国が東林院と名を改め、ここに移しました。以来、山名家の菩提寺です。
樹齢300年という
沙羅双樹の花が咲く寺として有名ですが、この日は真っ暗で何も見えず。
ただ、ロウソクの明かりが蛍のようにちらちらお庭を照らすだけ・・・。
毎回、禅の言葉を表現しているということで、今回の文字は、「生死事大(しょうじじだい)」。
人生に大事あればこそ、命を自覚し、今を如何に生きるかが一大事という問いかけです。
風に吹かれて消えそうになりながらも照らし続ける明かりとこの言葉が重なりました。
ジリリリリ~ン、ジリリリリ~ン・・・虫の独唱が響き渡ります。
※拝観料は500円、駐車場は無料