それは、まさに「天空の城」と呼ぶにふさわしい山城でした。
ここは、兵庫県のほぼ中央部に位置する朝来市(あさごし)和田山町。
室町時代、但馬の守護だった山名持豊が標高353.7mの山頂に竹田城を築きました。
木々の間から、雪で白く縁取りされた石垣を見た時、、何と険しい城かと驚きました。
秋から春にかけての早朝は、雲海が立ちこめ、浮かんでいるように見えるそうです。
生きるか死ぬかの戦国時代を生き抜くためには、これほどの城が必要だったのですね。
別名は、「虎臥城(とらふすじょう)」。虎が臥せて眼下に睨みをきかせているみたいでした。