産業とは、時代とともに移り変っていくものです。
ここは、清水谷製錬所跡。明治28年、銀鉱石を製錬するため巨額を投じて建設されました。説明板に当時の様子を撮った写真が掲載されていました。↓
しかし、時すでに遅し・・・
鉱石の質が悪かったことや設備が不十分だったため、わずか1年半で操業を停止しました。その後、銅の生産を試みますが、うまくいかず、昭和18年(1943年)に閉山しました。
そして、2007年世界遺産になりました。閉山後、時代にとり残されたことが幸いしたのでしょう。
産業遺産とは、時代の波に流されていた歴史や町を復活させるチャンスでもあるんですね。(おわり)