
日本には18の世界遺産がありますが、四国には1つもありません。
現在、
四国をぐるり一周する四国八十八カ所霊場と遍路道が世界遺産を目指しています。
そこで、まずは世界遺産について知ってもらおうと、徳島で講演させていただきました。
スペインのサンティアゴ巡礼路が減少した巡礼者をいかに増やしたかなど話しました。
私がお遍路を始めたのは
2005年。その時は世界遺産とは縁遠かったように思います。
それが、2006年文化庁が初めて暫定リスト記載地(世界遺産候補地)を自治体に公募し、
一気に各地で世界遺産運動が盛り上がりました。遍路道もその一つ。
遍路道は四国の外周にあり、生活道としてアスファルトに変わっている部分が多いですが、
山中で忘れられた巡礼路の掘り起こしやお接待文化の継承が盛り上がっていました。
翌日それらを目の当たりにし、正直、世界遺産は難しいという考えに変化が・・・ (つづく)