空が群青色になった頃、提灯の明かりがともり始めました。
ここは、洞川(どろかわ)温泉。梅を見た帰りに立ち寄りました。
夏には、山伏姿の行者さんたちで賑わう所ですが、最近は、古すぎず、レトロな感じもある、この戦後の街並みが、
若い女性の間で、ひそかなブームだそうです。
肝心の温泉はというと、無色透明のさらっとしたお湯。
夜風にあたりながらの露天風呂に、疲れも吹き飛びます。
そして、お風呂あがりは、これ!「ごろごろ水」。
洞穴の中で、水が「ごろごろ」と反響することから名付けられました。夏には、湧き水を求めて、ポリタンクを持った人が押し寄せるほど。吉野桜を見た後、寄ってみてはいかがですか?
さらに詳しくは、
連載「古都の風」vol.55天川をご覧ください。